レイキ療法実践者の為の「五戒」をご紹介します。
「戒」と聞くとなんだかとても厳しいイメージを持つ方も多いかも知れませんが、レイキ療法五戒の内容そのものは至って平易なものです。
招福の秘法・万病の霊薬
今日だけは 怒るな 心配すな 感謝して 業を励め 人に親切に
「今日1日、怒らないこと、心配しないこと、感謝をする、業を励む、人に親切にしよう。」人として普通の事を言っていますね。
ただ、日常生活には様々な場面があります。心が落ち着いて良い状態の時ばかりではないのが現代人。忙しい仕事中や子育て環境、体調が優れないこともあれば、嫌な場面に出くわすこともある中、これを完璧に実践していこうと思うと、なかなか大変なものではありますね。
では、1つ1つ詳しく見ていこうと思います。
今日は五戒の中の「怒るな」についてお勉強していきましょう。
まず、「怒るな」と聞くと随分厳しそうな感じがしますが、間違えてはいけないのは、「怒るな」を「怒りを我慢しなさい」と捉えない。ということ。湧いた怒りを我慢することは、怒りの感情が体内に溜まるだけで何の解決にもつながりません。
怒りが湧くのは人間のサガ。
但し、怒りが湧く根本原因は自分の中にあることは覚えておきましょう。
同じ言葉や現実を突きつけられても怒る人と怒らない人がいるのはその為です。
怒りの感情をそのまま放出してしまうこと、相手にぶつけてしまうことは、いつか大きくなって自分に返ってくるエネルギーの法則も覚えておきましょう。それを踏まえた上で、怒ったことが無いという人は怒りを出してみることも時に必要かもしれません。
そして一番大事なことは、怒っている自分に氣づくことです。
怒ったことがない、という人はひょっとすると自分の中に怒りが湧いていることに氣づけていない可能性もあります。幼少期に抑圧が多かった環境で育つと自分の感情に氣づけなくなることも珍しくありません。
怒りが湧くと、呼吸が浅く早くなったり、身体に緊張が走り筋肉が硬くなります。脳まで上がってこなくても腸が感じ取りその怒りをしまい込むこともあります。そんな身体の変化に氣づきながら自身の怒りの感情に氣付いてあげることも大切です。
怒りを感じたら次に、
なぜ?それについて怒りが湧いたのかを検証してみます。
自分自身の中の何が反応したのかを点検し、氣づきと学びに変えて、自己変革に繋げます。点検していくと、相手が悪いと思っていたことが、自身のトラウマだったり、苦手意識だったり、プライドだったりと、手放したほうが良い心の状態が見えてきます。またそのような心のあり方が生きにくさに繋がっていることにも氣づけるでしょう。
2020年10月のラジオ配信も参考にしてみてください。